クリートの取付位置や方向は膝痛やペダリングに影響するとても重要なポイント
ロードバイクのクリート取付位置
ロードバイクはビンディングペダルを取付けて、シューズにはクリートを取付けますが、そのクリートの取付け位置や方向によっては膝に痛みが出てしまったり、ペダリングがスムーズにいかなくなるなどの影響が出ることがあります。
クリートは小さなパーツですが、とても重要なパーツでデリケートな取り付けが必要な所です。
初めてクリートを付ける時には、何処に付けていいのかわかり難いと思いますので、なるべく初めての方でも、クリートの取付位置が簡単でわかり易いく説明したいと思います。
【目次】
正しいクリート取付位置
ロードバイクを購入して乗ろうとした時、普通のスニーカーでも問題はありませんが、折角ですからビンディングペダルを取付けて、シューズを買ってクリートを取付け、ペダルとシューズを固定させ、バイクと一体になって走ってみたいですよね。
シューズへクリートを取付けるのは自分でやらなければならないのですが、初めての時には特に、正しい取付位置や角度などが良く分からないんです。
ネット検索でヒットしたページを見ると良く書いてあるのが、
等です。
この方法で実際に取り付けて見て下さい。
取付けは出来ますが、これでいいのだろうか?と疑問を持ったまま作業は終わります。
そしてペダルを回してみます。
特に違和感が無ければ、そのまま使用し続けると思いますが、違和感を持ってしまうと微調整が始まり、何が正解なのかわからずに迷子になってしまうと思います。
確かにクリートの取付けは難しいものかもしれません。
数値化したいと思っても、サドルの高さや前後位置の様な係数による計算で導けるようなものではありません。
でも、前後位置も角度も明確な基準が欲しいですよね。
明確な基準があれば、その基準を崩さない範囲で微調整をすれば、迷子になってさまよい続ける事はなくなります。
これからお話しするクリートの正しい取付位置はあくまでも自論です。
どこかの教授や、スポーツ選手、関係者、自転車店などが勧めているものではありませんので、この調整によって生じる問題の責任は負いかねますので、事故の責任の素に試してみて判断下さい。
正しいクリート取付位置
- 母指球と小指球を結ぶ線(指球線)とペダル軸を平行になる様に取付ける。
- 指球線とペダル軸を一致させるところを基準前後位置とする。
これが基準です。
母指球と小指球を結ぶ線とは次の写真の線です。
(実際には足裏にあるものですが、足の甲からみた方がわかり易いと思ったので、敢えて甲側からの画像で説明しています)・・・赤の他人2名の足です。
この2つの基準の内、一つ目の「平行取付」の基準を崩さずに次の様な微調整を行います。
- 軽めのギヤで回転力で走る事が好みの人は基準位置からつま先方向への微調整
- 回転を上げるのは苦手だから普通から重めのギヤが好みの人は基準位置から踵方向へ微調整
取付けの左右方向は特に意識する必要は無いと思います。平行に取付けすると、左右方向にはあまり動かせられる余裕は残らないと思います。
もしあれば動かしてもかまいません。
この指球線とペダル軸を一致させる事で、腸腰筋や大腿筋の力をあまり逃がすことなくペダル軸に伝えられると考えています。
クリートの中心位置だけを合わせて平行が出ていない状態では、力が加わった時に膝の入る方向に力が逃げて推進力が失われるだけではなく、膝への負担も増える事になり故障につながると思います。
ペダル軸全体に母指球から小指球までのラインで力を加えられる事で、体重や上半身から脚の筋肉までのすべての力を利用したペダリングが可能になると思っています。
今現在自分が考えている自論になりますので、今後更に進化する事や修正する可能性もあります。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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