脊柱管狭窄症 発症~治療~名医との出会い~現在

首や肩に異常が発生する事もなく、特に違和感を感じる事もないまま時は流れていました。1年以上も経過して、そんな事があった事も忘れてしまっていました。

 

 

痛みが再発、いよいよ手術 か・・・

仕事の都合で出張が多くなり、土日の休日以外の1週間はホテルに寝泊まりしながら仕事をする日々が続いていました。椅子に座って作業する仕事でしたが、朝8時から夜は残業して21時過ぎまでの長時間勤務となっていました。


ちょうど「ドラゴンクエスト8」が発売された時期でした。ドラクエシリーズは全て遊んでいて、楽しみにしていたドラクエ8でしたが、出張で平日は家を空けてしまう為に遊べません。

 

家に帰る金曜の夜から土日に集中して遊んでいました。ソファーに座って寝る時間を惜しんで長時間遊んでいました。


そんな事が1か月半ほど続いていた休日にそれは突然に来ました。

 

車に乗り込む時に首を傾けた時に後頭部から肩にかけての強烈な衝撃です。


(あっ!これ・・やばい!)


時間がたつにつれて広がってくるような痛みと痺れ、首から右肩にかけての重苦しい痛み、上腕三頭筋に沿って強いしびれが前腕から指まで達しています。


首を動かせば強い痛みが走ります。首を横にも縦にも回すことも辛い状態です。


安静にしようと考えますが、床に横になる事もままなりません。

 

ソファに浅く座り背中を背もたれに付けるのではなく直立した状態でじっとしていなければなりません。

 

整形外科で診察

以前受診した総合病院の整形外科に行きました。

湿布薬と飲み薬をもらってMRIの予約を入れて帰ってきました。


以前の様に湿布と薬を服用すれば楽になっていくと思っていたのですが、今回は痛みが治まりません。ほぼ変わらない痛みが続きます。


ついに床に横になる事も出来なくなり、敷布団の下に布団を入れて上半身が斜めになる様に工夫しながら、首を横にしなくても寝られるようにしてみる程に悪化していきました。

 

総合病院でMRIを撮影して診察した際の先生の説明はおよそ次の通りです。


・ 脊柱管狭窄症です。
・ 前回の時よりも圧迫が進んでいます。
・ 神経への圧迫が長引くのは良い状態ではありません。
・ 自分の判断よりも専門医の判断をもらった方が良いので紹介状を書きます。

 

紹介された病院での手術の決断

数日後、岩手県盛岡市にある「盛岡赤十字病院」を訪れ、八幡順一郎先生の診察を受けました。

問診と触診を行い画像を見た結果は「手術した方が良いでしょう」ということでした。


《説明要約》
・ 保存療法で治るものではありません。
・ 県内はもちろん、東北でも年間の手術件数は多い方です。
・ 手術方法は後ろからメスを入れて、骨を切って開き脊柱管を広げる方法になると思います。
・ 手術には自信を持っている安心して任せてください。
・ 無理に手術を勧める事はしません。自分の意志で決めてください。
・ 一旦待合室に戻って考えてみてください。

 

湿布や飲み薬を服用していても改善が全く見られず、保存療法の限界を感じていましたので、手術するという結論に至るにはそう時間がかかりませんでした。

 

ただ首にメスを入れて骨を切るという怖さと、そのリスク(一部不随など)に対する恐怖は少しありました。

 

今現在の痛みが一生続く事や、仮に和らいだとしても再発する危険を心配しながらの生活も耐え難い、そんな事を考え手術をする決断をしました。


当時の盛岡赤十字病院の整形外科は、私の様な首の症状で受診し手術を受ける人以外に、腰痛で手術を受ける人も多くおり、ベットが空かない状態が続いていました。


手術する意思は伝えたもののベットの空き待ちとなり、自宅に帰って連絡を待つことになりました。


「ベットに空きが出るので入院の支度をして来て欲しい」と、連絡を受けたのは2週間ほど経過してからでした。

 

その間は痛みと痺れと闘いながら我慢する日々が続き、毎日イライラしながら連絡が来るのを待ち続けておりました。

 

今思うと一番辛い2週間だった様に思います。

 

手術のための入院

病院着いてからは、これから始まる入院生活や、妻や子供たちとのしばらくの別れ、手術への不安感などを感じたり、感傷にひたる事を許さない様に、病院施設の説明や入院の説明、手術までの大まかなスケジュールや検査説明などを受けました。


6人部屋の入り口から入ってすぐの左側の自分のベットに落ち着いた時、首の痛みが和らいでいる事に気が付きました。そして、その日まで床に横になる事が出来なかったのに、病院のベットには横になる事が出来たのです。

 

その日から手術当日までの間、日常生活に大きな支障が出る様な痛みなどもなく過ごす事になります。

とても不思議でした。「病は気から・・・」なんですかね?

 

 

 

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