日本の蔵王ヒルクライムエコの開催は? 火山警戒レベル2の影響と現在
2018年のヒルクライムレースの情報もちらほらと聞こえてきましたね
全国的に春~初夏に開催されるレースの情報、早いところではエントリー開始しているレースもあります。
そんな中、東北最大のヒルクライムレースである「日本の蔵王 ヒルクライム・エコ」の開催が決定したのですが、いろいろ残念なことが重なってます。
日本の蔵王 ヒルクライム・エコ
この大会は、宮城県の蔵王エコーライン・蔵王ハイラインを舞台に行われる
ロードレースで、今回で7回目の開催です。
宮城蔵王ロイヤルホテル前の大鳥居をスタートして、蔵王山頂のレストハウス駐車場まで、標高差1,334m、全長18.7kmのコースで争われます。
前回、前々回と参加しましたが、どちらも天気に恵まれてスタートから、ゴールまでの景色も、ゴールした後の蔵王のお釜も美しく、とても気持ちのいい大会です。
蔵王ハイラインは自動車専用道路で、普段は自転車走行禁止区間になっていて、
この日だけ通行出来るという特別感もあります。
2015年大会は開催中止
3年前の2015年大会は、蔵王山の火山活動の活発化によって中止になっています。
「日本の蔵王ヒルクライム・エコ 2015」実行委員会は、今年5月に予定していた本大会を休止すると発表した。ヒルクライムのレース会場(蔵王エコーライン・ハイライン)となる蔵王山の火山活動が昨年8月ごろより活発化していることがその理由で、10月8日にはゴール地点の火口湖「御釜」の湖面が白濁する変化や火山性微動の発生が確認され、翌日に気象台が初の火山解説情報を発表した。
「日本の蔵王ヒルクライム」は、年々参加者が増加している人気イベントだが、現時点では参加者や運営スタッフの安全確保対策が最優先と考え「2015年大会」休止という結論に至った。蔵王町では今後、安全対策の対応が可能になれば、大会の再開に向けて取り組んでいく。
また、2011年の大会は、あの東日本大震災の年、とても開催できる状況ではなく中止となっています。
火山活動の活発化による影響
今年早々に開催も決定した5月20日に向けて、参加を予定していた人たちは準備を始めていたと思います。
筆者も参加予定として、さっそくホテルを確保しました。
しかし、1月に発生した草津白根山の噴火、そして蔵王山も活発化がみられるとして警戒レベルが2になってしまいました。
2月1日からエントリー開始だったのですが、様子を見るとしてエントリー受付が延期となっています。
現在の蔵王山の様子は、気象台の発表によると
2月19日から、火山性微動は観測されていないようです。
このまま落ち着いてくれればいいのですが・・・
実は5月20日の開催日は・・
5月20日に東北最大のヒルクライムレースが開催されると発表になりましたが、その日は、群馬県で行われる「ハルヒル」が行われます。
そして、毎年のように重なっている福島で開催される「第15回 時空(とき)の路(みち)ヒルクライムin会津」、今年もしっかりとかぶせてきましたww
それから昨年までは前の週の開催になっていた、岩手県で行われる「おおつち新山高原ヒルクライム2018」が、今年は蔵王と被ってしまいました。
いくつものレースに参加したい人にとっては、とても残念なことですし、連続参加をしていた人は、どちらかをあきらめなければならない決断をしなければなりません。
筆者は、今年はおおつち新山高原ヒルクライムをあきらめて、蔵王に参加しようかと考えていますが蔵王の様子次第では・・・です。