大学の入学金と入学までに必要なお金のこと
大学への入学金と入学に必要なお金
大学進学を予定している方やその親御さんは、大学入学試験が気になるところですが、合格した時の大学入学時に必要なお金の概要も気になるところです。
大学入学までに必要な費用などについてまとめてみました。
パンフレットなどを見ると入学金や授業料、その他諸経費などが掲載されていますが、実は実際に入学する時には、その2倍程度と考えておかなければなりません。
入学までに必要なお金
入学金
入学する大学によって金額も支払期限も違うと思いますが、合格通知後まもなく支払わなければならないものです。
あらかじめ準備しておかなければなりません。
入学案内や合格の通知の知らせの中に詳細金額や期限が記載されています。
国公立であれば、およそ30万円程度になると思います。
授業料
授業料はたいてい年間の一括払いと前期と後期の分割払いの2つの支払い方法を選択できます。
国公立でいうとおよそ60万円程度が前期と後期の授業料を合わせた額になります。
学生生協
学生生協の組合員になるようです。
大学内の売店や食堂などは学生生協が運営している所がほとんどのようですし、各種保険などの取り扱いもしています。
学生生協のカードにチャージして現金を持たずに買い物ができるシステムや、それで教材などを購入すると割引になるようなシステムもあるため、若干お金が必要かもしれませんが利用したほうがいいと思われます。
保険
火災保険や地震保険、生命保険などすべての保険を扱っていて、その必要性を訴えて契約を迫られますが、冷静に対処したいところです。
面倒だからといって全部入っておくでは、重複して無駄に保険料を払ってしまうことになります。
現在子供さんが入っている保険があれば、その適用範囲を調べて重複するところは新しく契約しないようにしましょう。
また、アパートや下宿によっては、契約時にすでに火災保険なども入っているところもありますので、これも重複しないように注意してください。
契約する保険の数や内容によりますが、3万円程度から10万円程度だと思います。
教材費
入学金や授業料、下宿や家財生活費などすべて終わってほっとした頃、教科書やテキストの購入で更にお金がかかることを知ります。
正直またか!という気持ちになります。
でも、これが無いと何のために進学したかわからなくなってしまいます。
先に述べたように学生生協で取り扱うところもあり、割引などもありますので有効に活用しましょう。
おおよそ3万円程度だと思います。
アパートや下宿の敷金や礼金
アパートや下宿に入るためには、敷金や礼金、1か月分の家賃などが必要です。
一般の賃貸契約とほぼ同じと考えていいと思います。
家賃の2倍から3倍程度の金額になります。
生活用品購入費
生活用品はどこで生活するかによって大きく変わります。
- 何も家財が無い一般のアパート
- 家財道具つきのワンルームマンション
- ある程度の家財のある下宿
それぞれ長所や短所があると思いますので、一概にどれが良いとは言いがたいですね。
最初に大きな出費になってしまうことを避けたいのであれば、ある程度家財が揃っている所がいいと思います。
下宿については、合格してから探してもいいところは既に満室ということがほとんどです。
本当にそこに生きたいのであれば、あらかじめ予約するなどの対応が必要かもしれません。
初めて下宿を利用する人だけではなく、先輩方もより条件のいい場所へ引っ越すこともあるので、いい場所は早くなくなってしまいます。
当面の生活費
学生がバイトなどをして生活費をまかなうにしても、奨学金を申し込んでいたとしても、すぐには入金されるものではありません。
当面の生活費は手持ちや銀行口座に必要になります。
少なくても10万円前後、1ヶ月から2ヶ月生活できる金額の準備が必要です。
手続き関係
銀行口座の開設
奨学金の入金や親からの仕送りなどにも利用できるように銀行口座を作ることを忘れないようにしましょう。
口座開設の手続きをしてから、カードが手元に届くまでに2週間程度かかる場合がありますので、早めに手続きは済ませましょう。
全国どこでも使えるところを選ぶことです。
住民票の転出届
住むところが変わる場合は、本来住民票の移転手続きをしなければいけませんが、いろいろと面倒なことになる場合もありますので十分考えてから結論を出してもいいと思います。
当面は移動せずに、必要になった場合には移動すると考えていたほうが良いかもしれません
揃えるべきもの
一人暮らしのために揃えるべきものはた沢山あります。
その生活拠点によっても大きく異なるはずです。
購入するか否かは別として、生活するうえで必要なものを列挙してみます。
- テレビ
- 電子レンジ
- 掃除機
- 電気ポット
- ルーター
- 寝具
- 常備薬
- 自転車
- 洗面道具
- 風呂用品
- 食事道具
- 調理道具
など
移動手段としての自転車とネット環境を整えるルーターは現代の必需品かもしれません。
テレビが無くてもネット環境があれば世間は知れるし友達ともつながりますからね。
もう一つ忘れてはいけないものとして、非常用の用品を上げます。
ロウソクやライター、非常食、懐中電灯やランタン、ラジオ、水、タオルなどです。
入学金など見えている金額以上にかかる費用
大学入学には入学金や授業料というはっきりと見えるお金もありますが、それ以外にかかる費用も大きな金額です。
自宅から遠く離れた場所で大学生活を送る場合には、そこに行くための旅費も必要です。
入学金と授業料を合わせた金額の1.5倍から2倍必要になると考えておきましょう。
子供に必要な大学生活だと思えば、その金額を出すことに躊躇はありませんね。
がんばるだけです。
大学にかかる費用を奨学金とバイトでまかなう
大学入学時の費用は、一時的に大きな金額が出ていきますので、相当前から貯金をして計画的にためておくか、親に出してもらう事になります。
その後の授業料などの費用や、毎月の生活費などを大学生が自分でバイトを行いながら、賄う事が出来るでしょうか?
当然、奨学金も借りることになりますので、卒業後に支払いが生じる覚悟は必要です。
奨学金が約10万円、バイト収入が月に7万円で合計約17万円とします。
学校の寮に入る事ができればいいのですが、下宿に入ったとして月に約5万円、食費や光熱費で約5万円で合わせて約10万円とすると、残りは7万円です。
これを貯蓄しておいて半年で42万円です。
半年分の授業料には足りないと思われます。
これを成り立たせるためには、毎月のバイト収入を増やし約10万円程を得ることが出来ればいいかもしれません。
これで自分だけで大学に通う事ができそうですが、バイトに明け暮れてしまっては、勉強も友達付き合いもままなりません。
大学に自分一人で通う事が出来るかという問いに対しての答えとは、
「自分一人で大学に通う事は可能だが、相当な覚悟と、時間管理能力が必要」
と、いうことです。