自転車の業界への就職や工房の職人 その夢を叶える方法

自転車業界に就職したいと考えている人や、自転車を自分の手で作る職人になりたいとの夢をかなえる方法について紹介します。

 

 

今は自転車業界での活躍を目指す人に門を開く専門学校があり、夢や憧れを叶える事が出来る環境が身近にあります。

 

私の中学生の頃の夢に「自転車工房」の職人になりたいというものがありました。
当時自転車に乗る事や、自転車をいじる事が大好きで、休みの日は一日中自転車に触っている生活を送っていました。


よく読んでいた雑誌に「CYCLE SPORTS」と言うものがあって、その記事でヨーロッパや国内で活躍しているフレームビルダーなどの仕事ぶりや、出来上がった製品を紹介されていると、自分が書いた図面を見ながら、パイプと溶接機を持ってフレームを作っている姿を想像していたものです。


ロードバイクやトラック協議に使用する自転車の工房やフレームビルダーの多くは、ヨーロッパのイタリアやフランスに多いとの印象を持っており、自分が職人になる為にはヨーロッパに修行に出なければなれないものだと思い込んでいました。
雑誌でも国内で活躍している職人さんは、ヨーロッパに行って勉強して帰ってきたという人が殆どだったと思います。


自転車店やヨーロッパに親戚や知り合いなどは無く、その様な伝手も無い状態で、中学生の自分が親元を離れて単身でヨーロッパに渡って職人見習いとなり、生活をするという事が想像すら出来ませんでした。
「職人になりたい」という夢は自分自身の将来に対する強い思いではなくて、初めから無理だと結論を出してしまっている「憧れ」に過ぎませんでした。

 

今の世の中であれば、携帯電話やパソコンを使用して、小学生や中学生の子供達でも、ヨーロッパに行く為に必要な費用や行程、現地での宿泊先などを調べる事が出来ます。
そして自転車工房の場所や見習いを雇ってくれるか否かなどの情報も知る事が出来るかもしれません。
それがわかるだけでも、「憧れ」を「夢」に変えられる可能性はあります。

 

現在はフレームビルダーとして職人を目指すにしても、ヨーロッパに修行に行かなければならない時代ではなくなってきています。

当時の自転車を造る材料はクロモリ鋼が主流でしたが、現在はカーボンに変わってます。溶接技術はCFRP(カーボン繊維強化プラスティック)に変わってきています。
世界の自転車のフレームも、今やヨーロッパではなくアジアの台湾などで作られる事が多いとも聞くからです。

 

また日本国内においても、自転車の専門学校などもつくられており、そこで2年や3年学んだ後に業界に就職したり、職人としてフレームビルダーになれる道があります。

そこで学べるコースは

  1. 自転車プロダクトコース
  2. 自転車クリエイティブコース

の二つがあります。

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◆自転車プロダクトコースとは
自転車業界で活躍する為の知識や技術を学ぶコースです。

 

◆自転車クリエイティブコースとは
自分自身で考案し図面を作成してフレームや自転車を造る知識と技術を学び、3年間で自分の自転車を造り上げるコースです。

 

このような専門学校が国内にあるということを知れば、自転車業界人や自転車職人を現実的に目指せますね。
しかも、そうのような専門学校があるということを知る事も容易な情報社会になっているのも羨ましい限りです。

 

この専門学校は年齢制限は無いようです。高校卒業の若い人に交じって一緒に学べる勇気と意気込みがあって、3年間の学校生活やその後の生活に問題が無ければ、来年4月入学を目指して願書を出してみることもいいかもしれません。

 

 

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