アレルギー疾患 その発症のメカニズムを知る
今から約40年前、日本におけるアレルギー疾患は5%程度だったようですが、30年前にはた約10%、20年前には15%と増加し、現在は約30%もの人が何らかのアレルギー疾患に悩まされているようです。
私も30年前からアレルギー性鼻炎に悩まされ続けており、以前は春先のスギ花粉の時期だけだったのですが、今はほぼ一年中鼻炎で鼻詰まりやくしゃみ、目のかゆみと戦っております。
耳鼻咽喉科にかかっても、簡単な処置と服用薬や点眼液等を処方される対処療法だけで、一番つらい時期をやり過ごす処置を施されるだけです。
症状を持った人が病院に求めているのは、根本的な原因に対する治療で、結果は症状の緩和ではなく完治なのですよね。
今の医療では(未来はわかりませんので)、100%完治する方法は確立されていませんが、自分自身がアレルギー疾患を理解して、何かをする事で症状が緩和される事や、場合によっては完治する可能性があるとしたら試してみたいと思いますね。
◆アレルギー疾患
アレルギー疾患は、激しい抗原抗体反応が引き起こす疾患の事で、次の様な疾患があります。
- 呼吸器疾患(花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支炎)
- 消火器疾患(口内炎、アレルギー性胃炎、腸炎)
- 循環器疾患(狭心症、心内膜炎、閉そく性動脈内膜症)
- 皮膚疾患(湿疹、接触性皮膚炎、蕁麻疹)
- 自己免疫性疾患(リウマチ性関節炎、強皮症)
等です。
◆抗原抗体反応って
抗原抗体反応とは抗原(花粉など)に対して生体を守ろうとして、体内の抗体が抗原に結合して働きを止めて無毒化する防御反応をすることを言います。この抗原抗体反応がアレルギー反応と言われるもののようです
ここで不思議に思いませんか、抗原(花粉など)が飛び交う環境にいるのはみんなのはずなのに、なぜ30%の人しか発症していないのでしょう?
なんで自分だけなんだろうって思いますよね。
◆アレルギー疾患の発症メカニズム
アレルギー疾患は免疫バランスの崩れによって発症すrと言われています。
免疫細胞は次の3つあります。
- Yh1(主に感染に働くT細胞)
- Th2(主にアレルギーに働くT細胞)
- Treg(主に免疫調節に働くT細胞)
これらの3つの細胞がお互いにバランスをとって免疫をコントロールしているのですが、環境や生活の習慣などの変化によってバランスが崩れた時、アレルギーが発症してしまうようです。
アレルギー性鼻炎などの症状の他、アトピー性皮膚炎なども同じようなメカニズムでも発症していると考えられているようです。
同じ環境にいながら発症する人としない人の違いは、この晩ランスが保てるか否かって事なんでしょうかね。
◆アレルギー性鼻炎の改善
アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎の症状を改善するには、免疫のバランスを元に戻してバランスを取る事で可能になりそうです。
免疫のバランスを元に戻して保ち続ける為にはどうしたら良いのでしょうか?
又、40~50年前には、ほんの少数だったアレルギー疾患の症状を持った人たちが、30%を超えるまで増加してしまった原因は何なんでしょうか?
その辺りを調べて次の記事にしたいと思います。