Di2電動式コンポのすすめ シマノUltegla(アルテグラ)の変速性能と動作
ロードバイクの電動式コンポーネントについて
ロードバイクの変速操作はワイヤーによって行われてきましたが、昨今は電動式のコンポーネントも普及し、更には無線式のコンポーネントも発売されました。
最新式のコンポは高くて手が出ませんが、アルテグラの6770シリーズならばオークションなどで安く出回る時もあります。
私もインストールしたアルテグラ6770のコンポに付いて軽い感想も含めた記事を書きます。
【目次】
電動コンポ
シマノの電動アルテグラに替えてみました。もちろんその変速動作は感動的なほどスムーズで、変速機の調整に何度も時間を割く事が無く、練習やレース、そして準備に集中でして時間を割く事が出来ます。
交換に至った経緯などもあわせて紹介したいと思います。
コンポーネント交換
中古完成車のロードバイクを購入した時についていたコンポはShimanoのTIAGRAでした。
購入時にリアディレーラーを少し調整したくらいで、ほぼスムーズに変速できていました。(たぶん)
クランクとチェーンリングを「フルクラム レーシングトルクR」に変更したのと同時に、チェーンを「DURA ACE」に変更し、ディレーラーを調整しなおしました。
この時も、まあまあ普通に変速出来ていたと思います。
TIAGRAのシルバーのポッテリ感が好きになれなかったのと、レバーからのワイヤーが触覚のように横に出る姿が好きになれず、SRAMのレバーとディレーラーに換装しました。
この時からディレーラーの調整に苦戦し始めました。
何度やっても、それだけ時間をかけても、「これだ!」という調整が出来ず妥協して終了してしまう調整でした。
レバーの形状や大きさは、TIAGRAに比べると色が黒でシャープな形状、見た目も握った感じもとても小さくなって気に入ってました。
ディレーラーも黒になって見た目はとても気に入ってたのですが、調整がうまく決まらないんです。
- シマノのチェーンとの相性かと思い、SRAMのチェーンに換えてみてもダメ。
- ディレーラーハンガーの曲がりかと、工具を購入して調べてみてもダメ
- 取付位置をずらす対策をすると良いという記事を信じてワッシャーを購入するもダメ
とにかくスプロケットのインからアウトまでのギア全てに移動させることから苦労します。何とか移動できるようになっても、変速時に一発で決まらずに「ガラガラ・ガラガラ・・・」もう一度レバーを操作して変速するという感じです。
ワイヤーの張りなどで微調整しながら何とか乗れるように調整して臨んだのが
電動コンポを購入するきっかけ
何度も変速が決まらない現象が出ていましたが、下り区間が終わって最初のきつい上りを登り始め、最初の勝負処と考えて加速する為に変速した時に「ガシャ!ガシャ!ガシャガシャ!」ってチェーンが切れたかと思われるような音を立ててしまい、周りを走っていた人たちの視線を浴びてしまいました。
ヒルクライムレースの前日はタイムトライアルレースがあったのですが、そのレース前夜、すべての準備が終わった後、ディレーラーの調整に3時間くらいかけてやっと妥協できるレベルに調整しました。
ヒルクライムレース前日にも、心配になって再調整しましたが2時間くらいかけて、あまり変わらない程度で妥協してレースに臨みました。
その結果が、先ほど記述した通りの変速不良連発となったのです。
「SRAMは変速がシビア」とも聞きますが、シビアでも頑張れば良いところがあるならば頑張りますが、それが見つけられずに時間だけを浪費している様に感じてしまい、ついにSRAMを諦める事を決意しました。
シマノの戻すならば「Ultegra」か「DURA ACE」と考え、オークションで探しますがなかなか良くて安い物が出てきません。
そんな時に目に止まったのが、「Di2 電動コンポ」です。
調整も容易で、変速操作もスムーズでスマート、何よりも見た目がスッキリして格好いい。
但し値段が高い。
特にDURA ACEは高すぎます。
で、狙うは、
- 電動ULTEGRA 6770(10速)
- レバー
- フロントディレーラー
- リアディレーラー
- バッテリー
- 付属のワイヤーなどは別途購入でも構わない
という条件でオークションで探し、落札する事が出来ました。
取付けはShimanoのホームページから説明書をダウンロードして、それに書いてある通りに作業すれば大丈夫でした。
ただし、バッテリーの取付けを何処にどのように固定するかで悩みました。なるべくスッキリと納めたかったので試行錯誤して取付け、説明書に書いてある通りに調整を行いました。
電動コンポーネント装着の感想
始めて固定ローラー台で変速動作させてた時は感動しました。
マウスでもクリックするかのようなタッチで、フロントもリアも「ヌルヌルッ・カシャン!」って変速します。
電装コンポに換装してすぐ、8月初旬に栃木県矢板で行われた「やいた八方ヶ原ヒルクライムレース」に参戦ししたが、変速に関するストレスや失敗は一度もありませんでした。
その後の9月の「那須岳ヒルクライムレース」では、フレームも交換して新たにコンポも取付けなおして臨みましたが、こちらも変速トラブルは一切ありませんでした。
もう機械式のコンポには戻るつもりはありません。
っていうくらい、気持ちのいいクリックと変速動作です。
中古をオークションで購入する事で、機械式の同グレード程度と、それほど大差ない価格で買う事が出来る場合があります。
多少高くても価値あるものだと思います。
コンポに不満や買い替えを検討している方は是非電動(Di2)も候補にしてみては如何でしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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