頸椎脊柱管狭窄症の手術を成功で終える後悔しない選択と手術費用

頸部の脊柱管狭窄症を発症し手術をうけて約10年前になります。
いま普通にこうやってPCの前に座り、両手でタイピングしながら記事を書いております。

診断から手術を受けるまでの間、自分自身もとても不安でしたし、家族や身内もとても心配します。

そんな時に多少不安を解消してくれたのが、ネットで検索して読んだ体験記や病院の先生の言葉でした。

同じような境遇で今不安を感じている方に、少しでも安心を届けられたらと思い、その時の経験や調べた事をまとめて紹介したいと思います。

 

 

【目次】

 

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頸部脊柱管狭窄症の手術方法

頸部の脊柱管狭窄症の手術方法には次の2種類あります。

競作している部分の位置関係によって手術方法が決められます。

 

①頸椎前方固定術

首の前方から脊髄や神経を圧迫している場合に行われる方法で、首の前方から切開して脊髄や神経を圧迫しているヘルニアや椎間板などを切除する方法です。切除してしまう為に出来る空間には骨などで充填したり、ねじなどで固定する方法も行われるようです。


②椎弓形成術

これは脊柱管の拡大術と言われている方法で椎弓を切開して開き、その開いた隙間に骨や人工骨を押し入れて脊柱管を拡大する方法です。

私は首の後ろから切開する手術を行いました。

手術台にうつぶせに寝て手術を受けます。
うつぶせに寝た所まではぼんやりと記憶していますが、その後の記憶はなく気が付いたら手術が終わってベットに寝ていました。

 

 

 


頸部の脊柱管狭窄症の手術リスク

頸椎脊柱管狭窄症は専門性の高い手術になる為、当然リスクもありますので頸部の治療を専門としていて、手術の数や実績のある病院や医師を選ぶことが第一のポイントです。

 

手術の成功率など良く聞かれますが、病院や医師によっても違いますし、人間が行う以上100%の成功率はあり得ません。

 

又、どこまでを成功と言い、何を失敗というのかの定義も難しいと思います。
神経圧迫されている強さや期間が長ければ、それを解消しても元に戻り難いと言われます。

 

実際に私も右手指先の麻痺は軽くはなりましたが暫く残っていました。
手術から10年たった今でも、右手の指先の感覚は左手のそれとは違っています。
若干麻痺が残っている感じです。

でも、これは失敗ではないと思います。
神経が強く圧迫され続けていた為に戻れなかっただけで、手術そのものは、むしろ早い段階で勧めてくれたお陰でこの程度で済んで良かったと思っています。

 

 

 

 

 


入院期間と費用

入院から退院までの期間は病院や手術の種類によって変わりますが、概ね10日~15日程度となっているようです。

 

費用も手術の内容によって大きく変わる事になるので一概に出せないのですが、25万円から60万円程度となっています。

 

私は後方からの手術で、2番から7番までの拡大術、15日程の入院期間(6人部屋)でした。
費用は約10年前で合計40万円程だったと思います。

一時的に病院に対して支払わなければなりませんが、その後に「高額医療費」として払い戻しを受けられます。
自己負担額はありますが10万円程度で済んだはずです。



今現在、どれくらいの払い戻しが見込めるかの概算見積もりが出来るサイトがありましたので紹介します。



高額療養費簡易試算(平成27年1月診療分から:70歳未満用) | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

高額療養費簡易試算(平成27年1月診療分から:70歳未満用) | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

 



それ以外に自分で加入している保険や共済などがあれば、そこから入院費用や手術に対するお金も貰えると思いますので、最終的にはそれほど負担にならずに受けられると思います。

病院も相談窓口がありますので、一時的に高額な医療費を払えない方の話を聞いてくれるところもありますので、恥ずかしがったり億劫にならずに話をしてみると良いと思います。

 

 


手術後の治療や後遺症

手術して退院した後は特に医療などはありません。
何度か定期検診に出向く程度です。

ただし、本人は不安がありますしコリや重さを感じたりすることがあり、湿布薬などを貼ることを進められます。

私の経験から、これを続けているといつまでも貼る事になります。
実際に私も1年以上貼り続けました。

湿布薬を貼り続けても治らない事に気が付き、筋肉を付ける事と柔軟性を持たせる為のトレーニングをする事にしました。


それ以来、湿布薬をせずに暮らせるようになりました。
辛い時は薬に頼る事も必要ですが、原因を考えて対策を講じる事が大切です。

 

 

 

 


手術の成功率や危険性

手術を受ける事はリスクもあり、入院期間や費用も掛かります。受けないに越したことはないのですが、この症状は手術以外に完治する方法はないものだと思っています。

 

同じ時期に入院し手術を受けて退院していった人の中には、手術が失敗したという人はいませんでしたし、首だけではなく腰の手術を受けている人がいましたが、誰もが楽になって退院していましたので、自分も手術をすれば楽になって普通の生活が戻ってくるものと信じることができました。

保存療法の手段として、体操や注射、湿布薬や飲み薬、牽引や針治療など様々な治療法がありますが、その時の一時的な症状の緩和に過ぎません。

 

記事の中にも書きましたが、長い年月神経を圧迫した状態で過ごしてしまうと、手術によって圧迫物質を取り除いたとしても、神経は元には戻れずに圧迫を受けているのと同じ様に痺れや麻痺を感じ続けなければならなくなるようです。

 

大きな勇気が必要な決断になりますが、自分や家族の幸せの為、良い病院と良い医師を探して診察してもらう事をお勧めいたします。

 

この手術の何よりも大切で重要な事は、信頼できる技術を持った医師に執刀してもらう事だと思います。

手術が可能かどうかではなく技術があるかです。

これは簡単に素人が知れるものではありませんが、手術数を比較してみると、その病院が得意としているか否かをはかりしることができます。

 

住んでいる近くに信頼できる病院がなければ、他県でも遠くでも、多少お金がかかっても、安心して任せられる医師に委ねることが重要だと思います。

失敗した後に後悔しても戻れないのです・・・

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます。