〈ロードバイク〉入門~迷わないロードバイク選びのポイント
初めてロードバイクを購入するにあたり大事なことは
「先ず何をしたいか」そして「その次に何をしたいと思うか」を考える事とお伝えしました。
そう、今ロードバイクを買ってやりたい事だけが出来る最低限の仕様で購入を決めてしまうと、次にやりたい事が出来た時に「物足りなさ」や「欲」が出てきます。
その時にパーツを取り替えたり、場合によってはバイクの買い替えという事態に陥る可能性もあります。
ロードバイクの入門用として安価なものを紹介したり、逆に高価なものを勧められたりと、迷う事だらけ。。。
そこで、初めてのロードバイクの購入で失敗しない様に、どんなものを選ぶべきかを書きたいと思います。
◆フレームの材質
フレームの材質には大きく分けて次の様な種類があります。
・アルミニウム フレーム
・カーボン フレーム
・クロモリ フレーム
・その他
特別に軽くて強いアルミニウムのフレームもありますが、一般的にはカーボンフレームが軽くて強いと言われます。Cannondaleなどのアルミフレームは下手なカーボンフレームより軽量ですが、現在では軽さと強さを求めるとカーボンフレームに行き着きます。平坦の道でも山の激坂でもバイクの”軽さ”は重要な要素になると思います。特にヒルクライムレースなどに参戦したい意思や、次のステップでそうなるかもと思っている人は”軽さ”を考えてカーボンフレームで重量を意識して探してみると良いと思います。
乗った時の硬さや、クランクを回した時のフレームのねじれや、下りコーナーの際のフォークやフレームの粘りや挙動など、評価コメントには色々書かれていますが、初心者の私たちにはあまり体感できるものではありません。
従って、軽さとブランドやデザインで選んで見て良いと思います。あと値段も重要ですね。無理しては他のパーツに回る予算が減ってしまいます。
フロントディレーラー(前変速機)、リアディレーラー(後ろ変速機)ブレーキレバー、ブレーキ、クランクとフロントギア、リアスプロケットなどの総称がコンポこと、コンポーネント)です。
大きなメーカーとしては次の通りです。
・SRAM(スラム)
コンポのブランドの中でもグレード違いで何種類もあります。
Shimanoの場合は次の通りです。
・Tiagra
・105
・DURA ACE
製造時の部品や製品品質等のばらつき具合や、重量、操作性などに違いがあるようです。一般的には105以上(上の記述では下に行くほどグレードが上がる)を良しとする傾向にあります。
もう一つ忘れてはいけない選択肢として、変速方式がメカか電動という選択枝があります。その名の通り、メカはレバーで操作しワイヤーを通して変速に伝えられ動作するもので、電動はワイヤーが無くハーネスで接続されレバーはスイッチの様に軽く動きます。電動コンポはまだ普及率が低く価格が高くなっています。しかし、レースやサイクリング中に調子が悪くなってしまったり、レース前に調整に時間を割かれて練習が思うようにならない。という失敗もよくあることです。
それを考えると、電装コンポにしておくことでその心配も解消されます。
◆ホイール
ロードバイクを完成車で買おうとした場合、取り付けられているホイールの良し悪しでも価格が変化するほど重要なファクタ-です。
平坦を早く走る為にはエアロ効果のあるもので、リムと言われるホイールの外側の丸いリングの部分の高さが40mm以上(リムハイト)が欲しくなります。
峠などの坂道を上る為に軽量を突き詰めていくと、リムハイトは低く全体の重量の軽いものを選びがちです。
しかし、ヒルクライムレースなどに限らず、上り坂を本格的に登り始める前には緩やかな登りの平坦に近い状況の場所を走る事になります。そこでしっかりとついて行くことが良いタイムを出す為の走りになります。
材質はカーボンとアルミニウムがあります。軽さを求めるならばカーボンと行きたいところですが、カーボンリムへのブレーキシューの当て方は技術が必要になります。あまり遠慮せずにブレーキを握れるアルミニウムのホイールをお勧めいたします。
◆まとめ
初めてのロードバイクは、
・カーボンフレームで
・Shimanoの105以上(コンポ、出来れば電動コンポ)のコンポ
・ホイールはリムハイト40mm程度のリムがアルミのエアロホイール
新品が良いとか、中古がダメとかはないと思います。現に私も中古で完成車を購入し、その後のパーツも中古でそろえて自分で組み替えています。
具体的にどんなバイクがあるのか?や、その他周辺装備などについての記事は後程
(つづく・・・)